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妊娠と出産
妊娠の判定は、着床した受精卵の初期胎盤から分泌される特有のホルモン(hCG)を検出して判定し、妊娠している場合の妊娠期間は、受精後胎齢と月経後胎齢という2通りで数えられます。
受精卵は妊娠7週6日までは「胎芽」と呼ばれ、8週以降は「胎児」と呼ばれます。胎児の諸器官は妊娠初期にほとんどの原型が形成され、妊娠中期にぐんと成長します。又、36週以前や2500g以下で生まれた赤ちゃんは低出生体重児となり、1500g以下の場合は超未熟児となります。
妊娠初期とは妊娠から満15週までの期間のこことで、この時の母体の外観は妊娠前とあまり変わりませんが、妊娠に伴ってホルモンの分泌が変化するので変調が起きることがあります。
妊娠中期は満16から27週までの期間で、胎児の胎動が感じられるようになり、つわりも治まった安定期となります。この時期に胎児はどんどん発育し、子宮も大きくなるので、母体の腹部が膨らんでいきます。
妊娠後期は満28週以降で、胎児は更に大きくなり、子宮も大きくなるので、それに伴って母体への負担が増加していきます。その後、出産直前となって子宮口が柔らかくなり、陣痛が起こる前から開きはじめ、いよいよ出産となります。
人間は受精後平均266日で胎児が約3000gまで育って出産となりますが、当然、誰もが無事な出産を望むものです。ここではそんな中でも特に妊娠初期をピックアップして注意事項を説明したいと思います。
妊娠初期の注意事項